・このままの働き方で仕事を続けてもいいのか分からない。
・部下や後輩に対してのどのような意識で接すればいいか分からない。
・工夫しているつもりだけど、人間関係がうまくいかない。
今回はこのような悩みを解決できる古典を5つ紹介します!
古典で先人達の知識や知恵を知ることができ、悩み事の捉え方や解決方法が分かります。
現在出版されているあらゆるビジネス書の原点となる考え方が古典にあります。
古典を読むことでいろんな方が出版しているビジネス書の本質を理解することができます。
国富論:[アダム・スミス]
1776年に発表された経済学書で、自由主義経済が市場経済の豊かさを引き出せると唱えた本。
この本で得られる知恵は、
・「労働」があらゆる富の源泉であること
・分業が生産性を上げること
・生産性を上げると資本が増えること
・雇用が増えると貧困層が減少すること
などがあります。
「労働」自体に疑問を持っている方や生産性をあげたい方におすすめです。
資本論:[マルクス]
1867年に発表され、マルクスが障害をかけて取り組んだ本とも言われています。
この本の興味深いところは、現代の世界経済について予言しているかのようなところがあります。
技術が発達し生産力が高まると、階級社会が生まれる。資本家に搾取される労働者が不満を持ち、階級闘争が起こる。やがて資本主義は崩壊し社会主義が生まれる。
資本主義の仕組み/経過/将来が分析されているため、資本主義に疑問を持っている方、基礎を学びたい方におすすめです。
論語:[孔子]
紀元前450年頃に現在の形になったとされる『論語』は、今でも多くの人に支持されています。
「権力などの力ではなく、徳こそが重要である」という考えをまとめたものです。
部下や後輩、もしくは子供に対して、どのような意識を持って接すればいいか分からないという方におすすめです。
人を動かす:[デール・カーネギー]
この本は、ビジネスの場面だけでなく、生きていく上で誰もが直面する「どうすればこの人は動いてくれるか?」という難問に対しても明快な答えを教えてくれます。
『人を動かす』では、
人を動かすために必要なのは「その人の心を動かすこと」
だと述べていて、その方法について実例を踏まえて解説してあるため、人間関係に悩んでいる方におすすめしたい1冊です。
「原因」と「結果」の法則:[ジェームズ・アレン]
1902年に発表され、すべての成功哲学の原点となった本で、ナポレオン・ヒルやデール・カーネギーなどにも影響を与えた本とも言われています。
この本はタイトルの通り、あらゆる結果には、すべてそれを生み出す原因があるということを説いています。
SNSなどで成功者のキラキラした状態を見て、「自分も早くあんな風になりたい!」「何か手っ取り早く成功したい!」と気持ちが焦ってしまっている方におすすめの1冊です。
まとめ
紹介した古典について、どんな悩みが解消できるかざっくりまとめます。
働き方について:『国富論』
経済の基本について:『資本論』
人間関係について:『論語』、『人を動かす』
成功法則について:『「原因」と「結果」の法則』
それぞれの古典作品は今なお多くの人に読まれている不屈の名作です。
読むことで知識や考え方の幅が大きく広がることでしょう。